①「副業20万円ルール」とは
給与所得者(会社員・パート等)は、給与以外の所得(ブログ収益含む)が年間20万円を超えると確定申告が義務になります。20万円以下の場合は申告不要ですが、住民税の申告は必要な場合があります。
給与所得がない場合は基礎控除(48万円)を超えた場合に確定申告が必要です。ブログ収益のみで生計を立てている場合はこちらが適用されます。
②雑所得 vs 事業所得:どちらで申告するか
- 年収300万円以下の副業に多い
- 帳簿付けは任意
- 赤字の損益通算不可
- 継続・反復・独立した事業と認められる場合
- 青色申告で最大65万円控除
- 赤字の損益通算が可能
③ブログ運営で経費にできるもの
- ✅ サーバー代・ドメイン代(ConoHa WING等の年間費用)
- ✅ 有料テーマ・プラグイン
- ✅ AIツール利用料(ChatGPT Plus・Claude Pro等)
- ✅ 書籍・セミナー代(ブログ関連の学習費用)
- ✅ PC・スマートフォン(業務使用割合分)
- ✅ インターネット回線費(業務使用割合分)
- ✅ 撮影機材・ソフトウェア(Canva Pro等)
④確定申告の基本的な流れ
収入(アドセンス・アフィリエイト振込額)と支出(経費)を月ごとにExcelやマネーフォワードなどで記録します。領収書・インボイスは保管必須です。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」(e-Tax)で申告書を作成します。雑所得の場合は「収入金額 − 必要経費 = 所得金額」を記入します。
e-Taxで電子申告するとマイナポータル連携で書類作成が簡単になります。還付がある場合は早めに申告すると早く振り込まれます。
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⑤見落としがちな「住民税」の落とし穴
「20万円ルール」で誤解が多いのが住民税です。20万円以下なら申告不要なのは所得税(税務署への確定申告)だけで、住民税には20万円ルールがありません。ブログ収益が1円でも利益として出ていれば、原則として市区町村への住民税の申告は必要です。確定申告をすれば住民税側にも自動で連携されるので、迷ったら少額でも確定申告をしてしまうのが手間が少ない選択です。
よくある質問
Q. 帳簿はどうやってつければいいですか?
収益と経費を月ごとにスプレッドシートに記録するだけでも、雑所得の申告には十分です。ASPの管理画面から支払調書・報酬履歴をダウンロードできるので、月末にまとめて転記する習慣をつけてください。事業所得で青色申告を目指す段階になったら、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを導入します。
Q. 赤字(経費の方が多い)でも申告した方がいいですか?
雑所得の赤字は他の所得と相殺できないため、申告のメリットはほぼありません。ただしサーバー代などの経費の記録は必ず残しておいてください。黒字化した年に「いつから事業として始めたか」を示す材料になります。
Q. 副業が会社に知られたくないのですが。
確定申告書の住民税欄で「自分で納付(普通徴収)」を選ぶと、ブログ収益分の住民税の通知が会社に行かず、自宅に届きます。これは合法的な手続きです。ただし就業規則で副業が禁止されている場合のリスク自体は消えないので、規則の確認もしておきましょう。
Q. 何月までに何をすればいいですか?
確定申告の期間は原則として毎年2月16日〜3月15日で、対象は前年1月〜12月の収益です。12月末までにやることは収益と経費の記録を揃えること、1月にASPの支払い明細をダウンロードして年間収益を確定させ、2月に入ったら申告書を作成、という流れを覚えておけば慌てません。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えばスマホだけでも申告できます。
📌 まとめ:ブログ収益と税金の基本
- ✅ 会社員は副業収益が年20万円超で確定申告が必要
- ✅ サーバー・AI課金・書籍代などは経費として計上できる
- ✅ 収支は年間通じてExcel等で記録しておく
- ✅ 詳細は税務署・税理士に確認することを推奨
